12/16,17【W.S.講師】「世界の中心で“僕”を叫ぶ@演劇ワークショップ」

演劇を始めたてのころ、幼馴染でコンテンポラリーダンサーの佐久間文恵さんを通して、小池博史さんの現場へお手伝いに行ったことがありました。

世界のパフォーマーを交えた、ボーダーレスな制作現場は刺激的で、とても勉強になりました。

その時に、制作で関わっていた方が独立?して、ご自身で色々な企画を制作・プロモーションを始め、時々、暇だった私に事務作業のバイトを振ってくれていました笑

昨年、一人芝居を始めた時にも、なんとわざわざ観に来てくださって、その作品を嬉しいことに気に入ってくれたのです。


正直、一人芝居は始めたばかりです。

元々興味があったわけでもなく、素地もあまり無いので、我流・独学と言ってもいいのではないかと思います。


ですが結局、作演なんて生きものは、稽古場に入るまでに何百回、何万回と、自分で作った話を脳内再生し続け、シュミレーションし続けているもの。

40~60分のテキストと構成を考え、覚えることはあまり難しくないのです。

そこに、インプロと人間劇場で学んだ、瞬発的な表現方法が加わると、あれよあれよと一人芝居の大元は出来上がってしまいました。


私の一人芝居は、役者さんが行う一人芝居とはちょっと違うらしいです。

自分では一生懸命テキストを演じているつもりなのですが、

なんだか脳内がダダ漏れらしいのです。

私と話すより、私の一人芝居を観た方が、どんな人かわかるらしい。

それってどうなんでしょうか?


いいことなのか分かりません。

でも、心地よい、とうことは実感しています。




自分をそのまま表現して、

そのまま受け取ってもらうこと。

同じように、誰かのそのままを見せてもらって、

そのまま味わうこと。


私はこれを”愛する”ことだと思っています。


共感も受容もしなくていい。

嫌悪も批判も必要ない。

風が吹くように、水が流れるように、陽の光が温かいように、

当たり前にお互いがそこにある、ということを知っていること。


リアルの世界では、怖くてやってられません。

無防備で、裸で、戦火を歩くようなものだからです。

傷つきまくってボロボロです。

でも、虚構であることが前提の劇空間なら、それができると思うのです。





長くなりました。


私が私らしくあるための、一人芝居の作り方。

まだまだアップデートしていくつもりではありますが、

お伝えさせていただきます。


ご興味ある方、ぜひご参加ください。

https://www.facebook.com/events/638639628432898?ref=newsfeed

けちゃの仕事部屋

フリーの演出家、役者(けちゃ)、劇作家、制作&スタッフ(吉野香枝)の活動を扱うサイト。 活動記録や次回公演の情報等。

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